【エーミングスタンド】先行モニター販売開始します。

当社が制作した【4代目:エーミングスタンド】のお問い合わせをいただいています。ありがとうございます。

購入のお問い合わせなど、大変ご好評頂きましたので、販売させて頂こうかなーと思います。

しかしながら、車体整備を中心としたクルマの事業を生業としている会社なので、当然販売のノウハウがございません。

完成品をお渡しするのか、キットとしてご購入いただいた先で組み立てて頂くのかも含めて、決めかねておりますので、先ずは、数セットを製作して、先行モニターとして使用頂ければと思います。

その上で、更に改善を図り本格的にできればいいなぁって目論んでいます(笑)

さて、そんな4代目の仕様や当社の使い方をここでOPENにしたいと思いますので、是非ごらん頂き、ご検討頂ければと思います。

他メーカーさん、レーダー距離計測を使うような、素晴らしい品質とまではいかないかもしれませんが、早く簡単に多くの車種に対応できることと思います。
また、オリジナルH2ボードを使用して、BSMの角度計測や、360度モニターの設定、フロントタイヤ中心線からの墨出も簡単にできますので、合わせてご覧ください。

4代目:エーミングスタンドの使用方法

車両中心線の墨出

トヨタ車の場合、修理書に沿って前後のエンブレム中心からふり下げをして、床面にマーキングをします。当社では、マーキングの代わりに画像のような下敷きを使用しています。

フロントのマーキングを通り、リヤのマーキング上に設置したターゲットを目指しレーザー墨出をします。

ターゲットまでの距離設定と直交線

次に、ボードH2を移動させながら、フロントのマーキングから指定された距離を計測し、直交線を設定したいポイントを設定します。この時H2ボードの短辺上の線が中心線上に来るようにすれば直交線が設定できます。

H2ボードは、2020年7月に開発しました。共同開発者の林と星社長から命名しましたー。
ターゲットスタンドの設置

ターゲットスタンドの中心をレーザー墨出に。フロント面の2本のスライダーをH2ボードに設置させ、直交線上に設置します。

ターゲットをスタンドに設置して垂直を水平器で確認し、必要に応じて脚のアジャスターで調整します。

ターゲット高さをジャッキにて設定します。左右の高さの調整もここで行います。(H2ボード上で高さを設定する時は、H2ボードの厚み分3mmを考慮してください。)

スタンドの左右スライサーをボードまで下げて、直交線にあわせると、上面に設置するターゲットが垂直位置にくる設計をしています。更にスライサーの縦のラインにH2ボードの罫線を合わせ、スタンドの中心のケガキ線に、車両中心のレーザー墨出し線がくるように設置します。

最後にスタンドにターゲットを所定位置に乗せて左右高さを再度確認してセット完了です。

エーミング

スキャンツールを接続して、マニュアルに従いエーミング開始です。

まれに、ターゲットが認識しない場合がありましたので、背景に白いボード等を置くと認識しやすくなりました。

大きなターゲットにも対応しています。

当社の4代目エーミングスタンドは、専用のボードやフレームを設置することにより、スズキ・スバル・ダイハツのような大きなターゲットも対応しています。

尚、専用のSSTはご準備ください。

ダイハツSST
スズキ用ボード
BSM角度測定も

H2ボードで車両中心線からの直交線を簡単に出せますので、ブラインドスポットモニターの取付角度の測定も簡単になります。

BMSスタンドを使用して、H2ボード上でBSMユニットにあわせることにより、取付角度を測定できます。水準器で水平度、コンベックスで高さを測定すると、正確なBSMの取付位置が測定できます。

BSMブラケットは調整しろがありませんので、クオーターパネルの取替や鈑金で測定しながらパネルを調整します。

車両側線からの距離だしも簡単です。

車両中心線からの墨出だけでなく。H2ボードを使用すれば、ホンダ車などのフロントタイヤセンターからの距離だしも簡単に行えます。

車両中心線を見ながら、H2ボードを動かすやり方で、フロントタイヤからの距離もバッチリです。

イメージ画像です。

当社の4代目エーミングスタンドセットはいかがでしたでしょうか?できるだけ修理書に基づくやり方で、セットしたいという思いから、製作しました。

以前は、直交線を早く出すのに大変時間が掛かっていました。レーザー墨出器の直交線利用では、直交させる点の距離と中心線(前後のターゲトを結ぶ線)を同時に動かす事がとっても難しく時間が掛かっていました。(経験ある方も多いと思います)

これをH2ボードをずらして設定するやり方で、かなり時間短縮できるようになりました。また他メーカーさんにはまだ見受けられないBSMの角度測定なども可能になります。
マネしないでくださいよー(笑)

H2ボードはこの他、360°モニターのターゲット設置時にも目安として使用できますので、大変便利です。

先行セットには、4代目エーミングスタンド・H2ボード・BSMスタンド・ターゲット数種類を準備予定です。専用のSSTや、レーザー墨出機はご準備ください。是非お問合せ頂ければと思います。

全て手作りなので、受注生産となります。お時間は頂ければと思います。

注意)H2ボードはアルミを使用しているため、ミリ波レーダーエーミング時は使用できません。