岡山エーミングセンターの林です。当社のブログをご覧いただきありがとうございます。まだエーミングを始めませんか?①をご覧になっていなければ、ぜひそちらからご覧ください。エーミングを始める前に整備要領書の確認が最重要だと考えているからです。どうぞよろしくお願いします。
着々とシリーズ化してきました【エーミング作業始めませんか?】ですが、ぼちぼちの閲覧回数を頂いております。いつまで続くかわかりませんが、整備工場さんに少しでもお役に立てれば幸いです。
さて今回は、ダイハツのソナーエリア検査について書いていこうと思います。前回のトヨタのウルトラソニックセンサと形状は同じですが、検査の方法が異なりますのでご注意ください。
ソナーエリア検査の詳しい方法は、整備要領書を確認してください。
当社で実施している方法をお伝えしていこうと思います。
ソナーエリア検査では、車両のソナーより1000mm±30mmの箇所に幅1500mm・高さ650mm以上の壁(当社ではボードを使用)を下限250mm以下のところに車両中心線に対して垂直に設置してスキャンツールにて検査を実施します。
当社オリジナルエーミングスタンド3代目を使用して実施しています。ツールカートに1800x900のボードを貼り付ければ簡単に設置できそうですね。
初めは上画像のように、コンベックス(スケール)を2本使用し、左右の距離を測って設置していました。二つのコンベックスを使うことにより距離と垂直にボードを設置できると考えていました。
現在では、宮城県のホシバンさんに教えてもらい、専用のジグを作成し使用しています。
ジグとは大袈裟です(笑)が、1,000㎜の棒を準備して、ボード自体を移動して左右のソナーからの正確な距離を計測します。これにより素早くボードを設置できるようになりました。
あとは、スキャンツールを接続し、ソナーエリア検査を実施するのみ!簡単です。
ソナーエリア検査は、工場建物の壁を利用し、垂直に車を移動でも実施できると思いますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ロッキーの整備要領書のバンパー取外し・取付の部分で、ソナーに損傷がなければ、バンパーを取り外す前にソナーの配線を切らずに車両側に残しておくと、ソナーエリア検査は必要ないと、フロントバンパには記載ありましたのであわせて確認してみてくださいね。